夏越の祓
シーズサロンです。
今日、6月30日は「夏越の祓(なごしのはらえ)」。一年の折返しにあたるこの日、各地の神社で行われる季節の行事です。1月〜6月まで半年分の穢れを落とし、残り半年の無病息災を祈願します。神社では「茅の輪くぐり」と「人形流し」が行われます。
さて、最近砂糖不使用の料理本が多く出版されています。砂糖を摂取することの弊害はいろいろ言われています。
まず砂糖は血液を酸化させます。身体の中で消費されるときに大切なカルシウムなどのミネラルを奪います。そこから歯や骨がもろくなり、免疫力低下、虫歯、便秘、肥満、肌荒れ、イライラ、肩こりなどいろいろな弊害を生み出します。さらに困ったことに砂糖は依存性が高く、甘いものがやめられなくなります。老化を加速することにもなるので、砂糖を出来るだけ使わない暮らしがお勧めです。
でも料理に砂糖を入れないのはなかなか難しいですね。せめてミネラルの豊富なきび糖やてんさい糖を使用するとか、みりん、甘酒、メープルシロップ、アガペシロップ、オリゴ糖などに置き換えるのがお勧めです。
みりんのお話
みりんには本みりんとみりん風調味料があります。
本みりんは蒸したもち米、米麹、焼酎(もしくはアルコール)のみで仕込まれたもの。ぶどう糖やオリゴ糖など多種類の糖類で構成された、まろやかな甘みが特徴です。料理にテリとツヤを出す。コクが出る。煮崩れを防止するなどの利点もあり料理には欠かせない日本古来の発酵調味料です。一方みりん風調味料はうまみ調味料や香料、糖類などを加え、短期間作られているもの。購入する際にはぜひ本みりんをお選びくださいね。ちなみに本みりんは常温・冷暗所保存がお勧めで、冷蔵庫に入れる必要はないとされています。
さてみりんを料理に使う場合、煮物など加熱するものは良いですが、アルコール分が気になる場合は、煮切りみりんにするのがお勧めです。
つくり方は簡単で、本みりんを鍋に入れて、沸いてきたら3~4分くらいに煮立たせて、半量程度に煮詰めればOK。シロップ感覚で利用できます。ゴマ和えなど火にかけない料理にお勧め。保存はアルコールが飛んでいるので冷蔵庫で4~5日程度となります。
みりんのドレッシング
ニンジン 1/2本
玉ねぎ 1/4個
あればセロリ 5㎝くらい
塩麹、オリーブオイル、煮切りみりん、
酢 各大さじ2
【作り方】
玉ねぎ、ニンジン、セロリをブレンダーで砕いて、その他の調味料を混ぜ合わせる。1日寝かせると、玉ねぎの辛味が落ち着いて美味しくなります。お好みで塩、胡椒を。
なお、煮切りみりんに使用する銘柄ですが、「精進双葉」で活躍している精進料理の先生・江良星美さんは、甘強酒造の甘強みりんがお勧めとのことです。ウエブなどで検索してみてくださいね。
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