親子の日 7/23
シーズサロンです。7月23日に「親子の日」というイベントに参加し、「いただきます2 ここは発酵の楽園」という映画を上映し、甘酒マフィンづくりの講座を開催しました。
その映画の中で発酵や菌について、いろいろな学びがありました。
私たちの周りには除菌、抗菌、殺菌をうたった製品が溢れています。菌は悪!という発想ですが、実は私たちの皮膚、口腔、鼻、食道、胃、腸などには100兆個を超える常在菌がすみついています。細胞の数37兆個よりもはるかに多い微生物と共存しているのですね。
最近、腸活とともに菌活という言葉がありますが、これは人間の体にとって良い働きをする「菌」を取り入れることで腸内環境を改善し、代謝や免疫力を向上させ、健康を維持しようという取り組みです。中でも注目されているのは発酵食品です。日本には伝統的な発酵文化があります。味噌、酒、みりんなども発酵食品。味噌汁、ぬか漬け、納豆など和食に発酵食品はつきものです。飲む点滴といわれる甘酒もそのひとつ。手軽な発酵食品として夏バテ防止にぜひ採り入れてみてくださいね。
甘酒マフィン
冬の飲み物のイメージが強い甘酒ですが、実は江戸時代から夏バテ防止に飲まれていました。
甘酒には米麹または酒粕でつくるものがあり、米麹で作る甘酒はノンアルコール。蒸したお米に麹菌を繁殖させて作るもので、米麹の発酵によりビタミン類を作り、さらにお米のデンプンをブドウ糖やオリゴ糖に変えることで、自然な甘みを作ります。
夏の時期は日焼けが気になりますが、肌の健康が気になる方は、甘酒と一緒にビタミンCを摂りましょう。ビタミンCはメラニン色素の沈着を抑えて、シミやしわの発生を抑制し、コラーゲンの産生を促進する働きがあります。
【材料】
・薄力粉100g
・ベーキングパウダー小さじ1
・植物油30g
・甘酒60g
・卵1個
・チョコレート1かけ
・バナナ適量
【作り方】
1 オーブンを160℃に予熱する。
2 材料を計る。薄力粉にベーキングパウダーを合わせて泡だて器で混ぜる。
3 卵と甘酒、さらに植物油を混ぜ、2に入れて良く混ぜ合わせ、型に入れる。
4 バナナとチョコレートを入れる。
5 オーブンで焼く(160℃20分)。
(レシピ提供 発酵料理研究家 山田明子)
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